我が家から車で20分ほどのところにあるひまわり畑へ行ってきました。
ここは私が23年前に両親と7年ほど一緒に住んでいた住宅街の一角にあります。Facebookでこのひまわり畑の情報を得て、ひまわりが大好きな私としては居ても立っても居られず出掛けることにしました。ここは私が住んでいた頃には畑だったところではないかと思います。休耕地はこのようにひまわりとかコスモスを植えておけば畑作・稲作をしなくとも農地として維持できるのだそうです。こちらも恐らくそういう意図で植えられているのでしょうが、「ひまわりの花、ほしいかたはすきなだけもっていってください」と小学生の文字でしょうか、可愛らしい筆跡で掲示が出ていましたので遠慮なく10本摘み取らせていただきました。
私がひまわりが好きな理由は二つあります。一つは、子供の頃、真夏のよそ行きとして母に着せられていたワンピースの背中に大きくひまわりのアップリケがあったことが夏の記憶として残っていることです。当時はバックプリントが苦手で、背中に大きなアップリケがあるのが気になって気になってしょうがなかったのですが、それもノスタルジーの一つです。そして、ANAの「安心、あったか、明るく元気」というキャッチフレーズ、覚えてらっしゃる方も多いかと思いますが、このイメージを表している花がひまわりなのです。私はANA時代この「安心、あったか、明るく元気」という単刀直入なフレーズに、バックプリントのワンピースと同様にこれまた戸惑いを感じていました。とてもわかりやすくて親しみやすい良いテーマなのですが、私には照れくさくて照れくさくてなかなか馴染めなかったのです。でもひまわりの花がモチーフだったことは退職した現在でもクリアに覚えていて、毎年夏になると思い出します。
ひまわりの花言葉は「私はあなただけを見つめる」です。何だか執念深そうな感じで怖いと思われるかも知れませんが、これは
「向日葵」とも書かれるひまわりが文字通り太陽に向かって咲く様子に由来しています。ひまわりの花自体も太陽のフレアをイメージさせるような黄色いたくさんの花びらで囲まれていて、さながら小さい太陽とでも言ったところでしょうか。太陽に向かって咲く小さな太陽、ひまわりのそんな健気なところが私は好きです。
もうじき梅雨が明けます。熱い太陽に負けないように毎日過ごしましょう。